当サイトや雑誌コラム(生まれ日個性学)に掲載している事例を検証するにあたり、最低限必要な性格類型の考え方についての3つのポイントを紹介します。
- 人間の生まれ持った個性(気質)を円形図式化して類型化しています。
- この円形図式は中心から放射状にのびる線と外円と内円によって、大きく3類型(ムード派・ファイト派・クール派)、2類型(イン型・アウト型)、12類型(F1、M2などの各タイプ)という分類がされいてます(※6類型という見方もありますが、ここでは省略させていただきます)。
- この円形図式は、単に個性(気質)を分類表現しているのではなく、それぞれの位置関係から、各タイプの個性の概要が推測できるようになっています。また、各タイプ同士の人間関係も推測できる相関図にもなっています。
≪円形図式の読み取り方≫ copyright h.s.s

円形図式からの個性の読み取り方について簡単にお伝えします。
3類型(ムード派・ファイト派・クール派)の違い
決断の主体=意思決定の違いについて、以下のように3つの派に分けて類型化しています。
ムード派…情のグループ。好き嫌い・気が進む、進まぬ。自分の感受性、「感じ方」が決断の基準 緑色をイメージカラーとしています。M-1,M-2,M-3,M-4 の4タイプ 調和を重視
ファイト派…意のグループ。必要か否か・損か得か。自分の意志、「やり方」が決断の基準 赤色をイメージカラーとしています。F-1,F-2,F-3,F-4の4タイプ スピード感を重視
クール派…知のグループ。見通しがあるか否か・納得できるか否か。自分の方向性、「考え方」が決断の基準 青色をイメージカラーとしています。C-1,C-2,C-3,C-4の4タイプ
論理性を重視
人は誰しも、・知(考える)・情(感じる)・意(意思を持って行動する)という要素を備えています。しかし、この3つのバランスが人によって微妙に違うということが、この円形図式で3類型として表現されています。
つまり、この3類型の考え方は、誰もが3つの要素を持っているけど、人それぞれに優先順位というものがあり、その順位によって配合率が微妙に違うという考え方です。円形図式では外周でイメージカラーをグラデーション化することで、その意味を表現しています。
例えばファイト派の人だからといって、「好き嫌いや、見通し」を全く気にしないわけではありません。他の2つのグループの人よりも、無意識のうちに「気にしても考えてもしょうがない、とりあえずやってしまえ!」という選択をする傾向性が強いということです。
2類型(アウト型・イン型)の違い 「円の外側、内側のどちらに位置するか」で分類
人や社会に対する接し方・受け止め方について2つの型に分けて類型化しています。
アウト型…人や環境に対して警戒心が薄い。相手を知ろうとするよりも、自分を知ってもらおうとするのが人付き合いの基本。聞かれていないのに自分のことを語れる(お喋りという意味ではありません)。 M-1,M-3,F-1,F-3,C-1,C-3の6タイプ。 数字が奇数となるタイプ
イン型…人や環境に対して警戒心が強い。自分を知ってもらおうとするよりも、相手を知ろうとするのが人付き合いの基本。自分のことについては聞かれなければ答えない(付き合いが深くなれば別)。M-2,M-4,F-2,F-4,C-2,C-4の6タイプ。 数字が偶数となるタイプ
※アウト型、イン型についてはイメージカラーという概念はありません。違いをわかりやすくする為に色分けしているだけです。
この2類型の考え方は、3類型とは違い、どちらか一方というように、明確に線引きされているという考え方です。
3類型の違いであれば、互いに理解できるところもありますが、この2類型の違いは、男女間の違いのように、その違いの本質を互いに理解することができません。
理解しようとしないで、受け入れあう以外にないということです。
≪円形図式の位置関係から見た12類型(タイプ)の考え方≫
3類型と2類型の特徴を重ね合わせることで、その特徴をおおよそ理解できるようになっています。
例えば、C-3タイプ。 クール(COOL)派の3番という意味ですが、番号については、奇数(1と3)がアウト型、偶数(2と4)がイン型ということになりますので、C-3タイプは、クール派のアウト型となります。
次に円形図式でその位置を見てみると、C-1タイプも同じクール派のアウト型であることがわかると思います。
そこで、この2つの違いを知るために、次の要素として隣接する派の傾向性を取り入れて考えるのです。
すると、C-3タイプはムード派寄りのクール派でアウト型の傾向性を持つという個性の概要が推測できるようになります。
タイプの特徴としては、「筋道や方向性を重視し、納得できるか否かという『考え方』が決断の軸。気分に流されやすい傾向もあるが、その場限りの損得だけで判断をするというのは苦手。基本的に自分の置かれている立場を楽観視する傾向があり、聞かれてないのに自分のことをよく喋る。」という具合になるということです。
ただ、この特徴はあくまでも基本であって、もっと深く掘り下げると「相手の言い方に敏感」、「何事も全体像から知りたがる」、「ねばり強い」という傾向性も浮かび上がってくるようになるのです。

円形図式基本がわかれば、簡単な応用分析ができるようになります。
同じファイト派でムード派寄り(F-1、F-2)と、クール派寄り(F-3、F-4)の違いを考えてみると、「ムード派寄りのファイト派は、感情的になりやすいので、いざとなったら自分を犠牲にしてまで相手を滅ぼすぐらい行動力をもっている」。それに対して、クール派寄りは、「自分にとって無駄なことや損になるような行動をできるだけ避けようとする」というように考えることもできるというわけです。
Q:なぜ、生年月日なのですか?
A: Bioindexでは、子供が母親の胎内から生まれ、光を浴びた時、あるいは、肺呼吸に変わった時に、ある生理的なリズムが刻まれ、それが人の生理性、心理性に作用することで性格形成に大きな影響を与えているという仮説を立てています。たとえば、月の引力は海の干潮・満潮現象を引き起こし、様々な生物の生態系にも影響を及ぼしていることが知られています。同じように、水分が80%以上と言われる人間も、自然界からの何らかの影響を受けていると考えても不思議ではありません。あくまでも仮説ですが…。
Q:子育てに活用するには?
A:親として一番気をつけなければならないことは、「自分というタイプの色メガネを通して子供のタイプの色を見ている」ということに気づくことです。図式上近いタイプであれば、同じ色同士でぼやけてしまい、見る目が甘くなります。見る目が甘くなれば、世間の常識を多少はみ出していたとしても気にならなくなってしまい、偏った育て方になってしまう危険性があるということです。逆に、図式上遠いタイプであれば、違いが際立ってしまい、見る目が余計に厳しくなってしまいます。違うことが異常に思えたり、理解できなかったりして苦しむことも多くなるのです。
そのような危険性や心労を少しでも軽減するためにも、まずは、親としての自分をケアするために活用してみてはいかがでしょうか。何が「似ていて」何が「違う」のかを知ることで、子育てを、今までとは違った視点で受け止められるようになるはずです。
Q:知人が自分と同じタイプのようなのですが、全く違う性格のようにしか思えません。
A:その人の生年月日が間違っていないという前提で、答えは2通りあります。まず一つ目は、20人に1人ぐらいの割合で、実際に当てはまらない人が出てくるという精度の問題です。その場合、その人の誕生日の前後の日でタイプを調べてみてください。恐らく、どちらかの日のタイプに該当する個性に当てはまると思います(ちなみに、タイプは12日周期で順繰り配列されているわけではありません。図形とリンクする形で、ある一定のリズムを60日周期で刻んでいます)。根拠のない占いではなく、リズムとの相関性を見ているので、ズレという微妙な誤差(たったの5%ですが…)が生じることもあるのです。
二つ目は、「同じタイプ=同じ人間」という見方をしてしまうことによる勘違いです。バイオインデックスは、生まれ持った気質を分析したものです。気質は死ぬまで変わらない「可能性の芽」のようはものです。その芽がどのように開花するのか?素直に育つのか?屈折するのか?それは、そのあとの、生活環境や教育環境などの影響によります。そして、人の数だけ性格が生まれるわけです。ですから、普通の視点で見れば違って当然です。しかし、いくつかの基準(3類型や2類型)で見てみると、無意識にあらわれる共通の傾向性というものが「まとまり」としてわかるようになります。その違いがわかれば、同じタイプという意味が理解できるようになると思います。
Q:仕事などの実生活に役立てるには、どうしたらいいですか?
A:すぐに役立てたいと思うならば、いきなり12類型で考えるよりも、まずは、3類型と2類型という大きなまとまりで考えるクセをつけたほうがいいでしょう。例えば、ミカンが食べたい人に、バナナやリンゴを渡すような対応をしていてはダメですよね。でも、ミカンじゃなくても、ポンカンやオレンジだったら、たとえピンポイントの正解じゃなくても、「この人、わかってくれている」と思いますよね。同じ柑橘系ということで・・・。これだけでも営業や接客などにも十分に活用できるはずですし、人間関係の改善にも役立てることができるはずです。
≪一人の研究者の名誉と尊厳を守るために知っていただきたいこと≫
Q:誰が考え出したのですか?
A:もともとは、昭和30年代に、M先生という日本の心理学者が四柱推命学と呼ばれる占術の仕組みを解明しようとしたところから始まっています。著名な心理学諸説のほとんどが数百年の歴史もなく、実用性のない理論として消えていく中、その心理学者は、紀元前より受け継がれ続けている四柱推命学の精度に注目し、心理学者として性格類型化し、そこに生体リズムとの関連性を見出しました。それを円形図式として再構成し、約8万人以上の検証を踏まえて作り上げたのです。

円形図式による性格類型と生年月日からタイプを特定する表(M先生の勉強会で配られていた当時の古い資料)
Q:同じようなものがあるようだけど…?
A:あまり知られてはいませんが、この理論は、世の中に出回っている「生年月日占い」のネタ元となっています。ただし、ネタ元とは言っても、一世を風靡した「動物占い」をはじめ、生年月日を元に1~60番までの数字を導き出して性格を12分類するものは、ほとんどすべて、本理論を無断で借用、改変して作成されたものだと言っても過言ではないでしょう。
Q:何でそんなに無断借用されたの?
A:四柱推命学を心理学理論として検証した内容は、「あまりにもよく当たる」ということで、昭和の日本を代表するような財界人を中心として伝わっていました。その実績と理論の完成度に目をつけた様々な人達が、昭和40年代後半ごろから「自らが開発者である」と偽りながら理論を無断で借用し、商売を始めたようなのです。名称や内容を改変したものが、、名だたる大手出版社からも何十冊も出版され、今現在でも、類似書籍が年に何冊も出版されています。M先生はすでに他界しており、自らが開発者、創始者などと名乗っても訴えられないと判断したのでしょう。
Q:その話って、本当なの?

A:連載コラム「生まれ日個性学」では「個性学」という言葉を一部使用していますが、これは、この理論の研究の源をあらわすために、あえてM先生が昭和40年代に出版した「個性学入門」という書籍のタイトルから引用させていただきました。しかし、残念なことに、この「個性学」という言葉は、この理論を盗作した人物によって商標登録され、「個性学」という名前そのままで、同様の内容でビジネス展開されています。同じくM先生の書籍の中には「素質論」という言葉もでてきていますが、これも、同名を使って何十年も前から同じ内容でビジネス展開されています。また、本コラムでご紹介している円形図式も、瓜二つの図式が別の名前の団体を展開している人物によって商標登録されていました。ことの真偽は誰でも簡単に調べることができるはずです。
Q:なぜ、開発者の名前を出さないの?
A:M先生のご遺族は、長年、「研究成果を売ってほしい」と近寄ってくる人達に悩まされていました。それゆえ、名前を伏せてほしいという希望があり、Bioindexが属するヒューマンスタディ協会では、あえてお名前の公表を控えています。
すべての理論はさらに研究され、進化されるべきものです。しかし、理論の発見者、開発者などと事実を偽って商売してはいけません。
特に、この理論は人の心を扱い、人間関係について語っているわけです。その当人が嘘からはじまる人間関係を正当化しようしているのは、まったく理解に苦しみます。
ヒューマンスタディ協会では、M先生のご遺族の依頼を受け、理論を正しく世の中に継承するために、最初の書籍「人の研究」を復刻出版しました。
Bioindexでは、この理論をもとに、更に研究・検証した内容をお届けしています。
バイオインデックスでは、生体リズムと気質の関係について研究を進めています。
詳細については、まだ公開できませんが、基本的な考え方については近日掲載する予定です。


2007年1月より、地域情報誌「月刊ハロー(毎月11万部発行)」にて「生まれ日個性学」というコラムを連載しています。
連載を始めてから丸6年が経過。 67号を迎え、7年目に突入するところです。(2012年12月現在)
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